あみた復帰

いやあ。衝撃のニュースが飛び込んできた。前島亜美の復帰にともなって、ガルパの丸山彩のCVの復帰が決定した、というのは。
ということは、この8ヶ月近くの間、ガルパの丸山彩はずっと「オフボイス」で貫き通していた、ということになるからだ(そんな感じで、ガルパをやっていなかったのがばれるわけだがw)。
というか、こんなに長い期間、オフボイスを継続したという運営の根性もすごいが、それだけ、前島亜美は別格だった、とも言えるんだと思う。考えてもみてほしい。パスパレは完全に、丸山彩のワンマンバンドだ。ライブでも、彼女だけが出演する。これで、

  • 声優交代

ってなって、誰が納得するだろう。実際に、ガルパであれば、スマホゲーで彼女の勧誘で、彼女に大量の課金をしている人も多いだろう。そういう人たちにとって、丸山彩と前島亜美の区別なんてついているわけがない。彼女は、まごうことなき、丸山彩そのものなのだ!
なんというか、声優は一種の社会的なステータスになっていて、なにものにも変えがたい、その人そのものの「応援=推し」の文化が日本では成立している。そのため、男性だろうが女性だろうが、

  • その人の「唯一性」

が極端に意味を大きくしている。まあ、結果として年齢を重ねることが少しもハンデキャップとなっていない。声として、受容し続ける。むしろ、「他者」と代えられることの「不快」さに比べたら、自分が年齢を重ねるのと一緒に年齢を重ねていっている声優に、「同時代感」から、そういったことを含めた一切を「文化」として消費している日本のオタク社会がある。
この話は当り前だが、スマホゲームに閉じていない。むしろ、アニメなどの続編の展開やパスパレの新曲などの展開を考えれば、今までの常識では考えられない選択をした、とも受け取れる。
そもそも私はことあるたびに、この「声優交代問題」に苦言をていしてきた。つまり、そんなに簡単に代えるのは

  • おかしい

という論陣をはってきた。なにかが間違っている、と言い続けてきたわけだが、まさか、これだけ長い間、オフボイスを貫き続ける、根性のあるパターンに巡りあえるというのは、自分なりに自分の主張を続けてきてよかったと思っている。
まあ、これは「結果論」であるが、この前島亜美のケースは少しイレギュラーだったのだろう。彼女のケースは、前事務所とのトラブルと、体調不良が言われてきた。この二つについては、多くが語られていないだけに、まあいったんは、一般的な、よくあるものと考えるしかない。結果としての今回の復帰は、

  • 別事務所からの復帰

となっていて、非常にめずらしいパターンだと言える(どこの業界でもそうだが、相当な事情がない限り、トラブルを嫌がって、こういった雇用形態の変更は行われないものだ)。
もう一つのポイントは、彼女の体調だろう。おそらく、今回の復帰は、かなり前から準備がされている。だから、これだけ長いブランクがあっても、声優を代えなかったわけだ。そう考えると、彼女の復帰は急に忙しくなるというものではなく、少しずつ始まる、という形になるだろう。我々は、あまり彼女に急がせるような物言いはしない方がいい、と言えるだろう...。