ウクライナの「矛盾」

以下のTBSのニュース番組が話題になっている。

ゼレンスキー大統領とイェルマーク長官にとって、コロモイスキーさんというのは恩人なんですよね。コロモイスキー氏のテレビ局で有名になって、しかも大統領にまでなって、大統領府長官にまでなっているのですから、恩人をそう簡単には切り捨てることができなくて、NABUの方で拘束されるよりは、大統領が直接関与できるSBUの方が今回、収監されることになったんですけど、まあ、一種「守っている」という、ウクライナにとってはコロモイスキーさんを守ったんじゃないかと言われるくらいの疑惑はあるんですよね。
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今、ニュースとなっているのは、ウクライナのレズニコフ国防省が事実上の更迭。一月にも退任の報道があったが、今になったということらしい。後任のウメロフ氏は、クリミア・タタール系(野党の政治家)と言われている。
なぜ今なのかに関して、つい最近、ウクライナのSBU(旧KGBウクライナ保安庁)が、オルガルヒのコロモイスキーを資金洗浄・詐欺の罪で起訴し、身柄を拘束したとされていることと関係して、と言われている。
しかし、この動きは奇妙だ。
というのは、国家汚職については、2015年からアメリカが支援しているアメリカを中心として立ち上げたNABU(国家汚職対策局)の管轄で、SBUとは、国家反逆罪の担当だからだ。
そもそも、NABUはコロモイスキーがハンター・バイデンの汚職について握っているとして、彼の身柄を狙っていたと言われていた。その最中で、SBUという、ゼレンスキー大統領の管轄の範囲の組織の方で「守った」と受けとられてもしょうがない動きをした、ということになる。
NABUは2015年にアメリカが主導して作った組織で、アメリカの影響力の下にある組織だと言われている。つまり、この組織は、ウクライナ政府と一定の割合で「独立」していて、ゼレンスキーの自由にならない、とされているわけである。
よく言われているように、コロモイスキーこそ、今回のウクライナ戦争の

  • 黒幕

と言われている。ゼレンスキーをテレビスターにして、大統領にまでのしあげたのを、完全に金銭的にバックアップしたのが、コロモイスキーだった。そして、IWJの岩上安身さんの番組では、コロモイスキーによる、アメリカでの

によって、バイデンはロシアとの戦争(であり、その挑発)を企んだのではないか、とも言われている。
早い話、アメリカは一枚岩ではない。
ハンター・バイデンに関連して、コロモイスキーを調査したがっているということは、その人脈は共和党系と考えられる。そして、今、共和党は下院の過半数を占めているので、国会内の捜査権が機能している(ハンター・バイデンの捜査が可能なのも、この力によってだ)。
対して、コロモイスキーはその彼の半生が示していることから分かるように、どうしようもないくらいの

の塊だ。コロモイスキーの絶望的な汚職体質がある限り、ゼレンスキーは絶対にウクライナ汚職を撲滅できない。つまり、ゼレンスキーの「正体」が、アメリカの共和党によって、あばかれる可能性があると言えるだろう(もちろん、ゼレンスキー自身の「汚職」も暴露されていく)。
そもそも、ゼレンスキーはユダヤ人だ。彼には、ウクライナの「文化」を守りたいという「郷土愛」がない。ゼレンスキーは今、お前が徴兵した、大量のウクライナ国民が戦場で死んでいるのに、その

  • 正確な数字

を発表しようという誠実さが一切見られない。なぜなら、本当の死者の数が国民にばれたら、自分の人気があやしくなることを分かっているからだ。ウクライナ国民が「沢山死んだ」ということは、ウクライナの文化が滅びたということだ。もう、彼ら一人一人が担っていたウクライナ性は戻らないのだ。しかし、ゼレンスキーは一切、そんなことに関心がない。彼が関心があるのは、

  • コロモイスキーの蓄財

だけだw 実際、ゼレンスキーはアメリカに「やめろ」と言われている、クリミア侵攻に執拗にこだわっている。
ウクライナ国民の徴兵による大量死は、完全に

  • 神風特攻隊

と同じだ。すべて「無意味」な死だ。大量の、戦争素人を数時間のレクチャーだけで、最前線に送り込んで、

  • 無駄死に

させている。これが、ゼレンスキーの「正体」なのだ! ゼレンスキーは少しも、ウクライナ国民のお前が徴兵したがゆえに死んだ死者を悲しいと思っていない。彼は、たんなる、

  • コロモイスキーの操り人形

であって、コロモイスキーの財産が増えるためだったら、ウクライナの国民の死者がいくら増えようと「たいしたことじゃない」と考えている。
ここから分かることは、ゼレンスキーとイェルマークとコロモイスキーは近いうちに、

  • 国外逃亡

を図る、ということだ。彼らは間違いなく、ウクライナの人心を掌握し続けられない。彼らに騙されたことに気付いた、ウクライナ国民による反逆が始まる。そして、それが起きることは必然だとして、彼らはその前に、

  • さんざん蓄財の限りを尽して

国外に脱出する。そして、停戦が成立する...。
他方アメリカであるが、すでに知っているように、トランプ元大統領は、自分が大統領に再戦したら、24時間以内に、この戦争を

  • 止める

と言っている。つまり、ウクライナは、アメリカをのぞいた、EUと、ロシアと戦わなければならなくなることが分かっている。しかし、共和党の7割、8割はトランプ支持で、大統領再選の可能性も高いと言われている。
そのため、民主党はなんとかして、トランプに裁判を仕掛けて、彼を牢屋に閉じ込めようという戦略を行っているが皮肉なことに、民主党がトランプを起訴すればするほど、トランプの人気投票の人気が高まっている。
しかし、アメリカの大半の予測は、トランプ大統領が再選するだろうと考えている。おそらく、これを止める、トランプの唯一の方法は、

  • 大統領選挙をやらない

しかないだろうw つまり、「国家緊急事態宣言」を宣言して、大統領選挙を「やらない」と宣言するしかない。とにかく、バイデンには、戦争を煽って、

を煽ることによって、人気のないバイデンを「支持させる」ことぐらいしか、彼が選挙で票を集める方法がない。しかし、それを極限までやっても、トランプの人気に勝れないとなったら、バイデンなら、選挙の中止くらいやりかねない。
なにせ、ロシアの金融資産の凍結といったような、完全な国家財産の「破壊」のようなことをやってしまう、頭の狂った政権だからだ。今、BRICSが台頭しているが、その理由は、

  • 世界中の国々が、アメリカドルをもっていたら、いつ、ロシアがアメリカにやられたように、全ての金融資産を差し押さえされるかわからない

と思って、その「危機感」から、急いで

わけでしょ。世界中のどこの国も、王制などの国内政治に民主化を徹底できていない政治制度が残っている(もちろん、日本にも天皇制など、いろいろと残っている)。もし、これを理由にして、アメリカに

  • 全財産

を奪われたら、国家が滅亡する(ロシアは国内に大量の資源と、農産物を産出できたから、ふみとどまっているにすぎない)。もともと、どこの国もこんなことを間違ってもやらないと思われてきた。なぜなら、こんなことをやったら、

が破壊されるからだ。ところが、アメリカの民主党「リベラル」政権は、平気でこんなことをやってしまう。つまり、アメリカのリベラルは

  • 正義

の人たちだからだ。彼らは、自分が「正義」だと思ったことを行うことに、ためらわないw たとえ、世界を破壊したとしても、自分の「正義」を貫き通す。アメリカの基軸通貨は、ウクライナ戦争によって追わった。もはや、誰もアメリカを相手にしない...。

追記:
アメリカの共和党支持者の6割、7割がウクライナへの支援に反対なのは分かるとして、アメリカの民主党支持者の3割が反対。全体として、アメリカの55パーセントがウクライナへの支援に反対なのだそうだ。アメリカが「自国が負ける戦争」に、完全に関わりたくない、というアメリカ国民の特性がよく現れていると言えるだろう...。