攻殻機動隊の映画

映画館で攻殻機動隊を見てきた。ネトフリでやっていたものの総集編といったものということだが、ネットフリックスの方は見ていなかった。というか、ネトフリの契約してたはずなんだよな。
というか、そもそも、攻殻機動隊って昔から嫌いなんだよね。いわゆる、SFオタクと呼ばれている連中が「傑作」「バイブル」的に扱っているものだからw 私は、あえて、そういうものは徹底的に避けているw 奴らが良いと言っている時点で駄作にきまっているからねw
まず、これは3DCGなんだけど、これを

  • アニメ

と言っていいのかは疑問だよね。なぜなら、完全に「実写版ハリウッドの人間の3DCG」を目指していて、なんとしてでも、

  • ジャパニーズ・アニメ

の影響を排除しよう、という強い意志を感じるわけ。そうやって作ったからか、草薙素子なんて、どう見ても、AV女優の、いっつも口元が笑っている

  • 卑猥

な造形になっちゃってて、ずっと気持ち悪いんだよね。なんか、きたない、ニセモノを見させられている感覚が強くて、1つだけ言えることは、こういうものを見てはいけない、ってことだね。
ストーリーの前半は完全に、ハリウッドのカーチェイスとかミリタリーものの戦闘シーンのオンパレード。そして後半が問題なんだけど、

が描かれる。つまり、人間全員を「冬眠状態」のカプセルの中に閉じ込めて、ずっと、夢を見ている状態にする。その上で、その夢の中で

  • その人にとって「最高」の人生

を(強制的に)見させる。
功利主義の「目的」は、最大多数の最大幸福だが、それは必ず、人と人の間の「あつれき」がその実現を邪魔する。そこで、功利主義者は考えた。

  • すべての人間を殺せばいいんじゃないか?

と。これが、功利主義の「答え」である。
人間が「ドラッグ」によって(薬中にして)、日常生活を送れないようにして、その代わりに、「夢の中」でハッピーな人生を送らせれば、

  • すべての人間が<ハッピー>

となるw 実際に、社会学者の宮台はその実現こそが「今の日本の問題の一切を解決する」という考えで、彼は本気で、日本でのドラッグの全面解放を裏でたくらんでいる。つまりは、功利主義者というのは、

  • パターナリスト

であり、エリートたちによる、ある種の、弱者「奴隷」化の願望そのものなわけね。私が彼らをゴミ屑と呼ぶのは、こういう理由なわけね...。