なぜ日本の「失われた何十年」は続いたのか?

最近、以下の動画を見た。

m.youtube.com

中国の帰国子女の姉妹なのかな。中国に詳しい女性姉妹の二人が、日本と中国の違いなどをテーマにして動画を配信してくれているんだけど、上記に動画では、

  • 小学一年生の日本と中国の子どもが覚える「漢字」の数

として、それを比較している。まず日本であるが、日本ではまず、ひらがなとカタカナを小学一年生は覚える。漢字はそれからだが、小学一年生で覚える数は八十個、だそうだ。
対して中国であるが、後半にその話が始まる。この動画の興味深いのは、そこで、実際の

  • 中国での、小学校一年生の「教科書」

が動画の中で紹介されていることだ。これを見ると、まず、その教科書の「ぶ厚さ」に驚かされる。とても、こんな厚さを、小学校一年間でやれるとは思えないからだ。
番組では、結局、一万個近くの漢字が出現する、と言っていただろうかw
なんなのそれ、って思うじゃない。これは、実際に、中国の方々自身も「かわいそう」と思うのだそうだ。そして、そもそもこれだけの量が出てくるわけで、一学年で履修なんてできるわけがない、ことをみんな分かっているんだそうだ。そのため、全ての子どもが、小学校に入る前から、

  • 家庭教師や塾

で、その小学校一年生の教科書を勉強してから入学するんだそうだ。いや、これを入学する前に「スパルタ」で覚えさせられることも、立派な

  • 幼児虐待

なんじゃないかと思わせるけど、結局、これをやらないと、小学校に入ってから、その子ども自身が「苦労する」んだから、どんなに残酷だと思えても、やるんだそうだw
さすが「儒教科挙」の国だなと思ったわけだけど、しかし、考えてみると、それだけの

  • 教育レベル

の人材が、中国にはあふれかえっている、ということなんだよね。そして、その多くが、中国では「就職難」のため、大学を卒業しても、就職できない。
そこで私は思ったわけである。
中国の「改革開放路線」が何年からだったのかは知らないけど、中国全土という、これだけの「労働市場」が、世界市場に開放されて以降、日本はずっと

  • デフレ

だということを考えると、まあ、なぜ日本がデフレなのかの理由は明らかなんじゃないかと思うんだよね。なぜ、日本の給料が上がらないのかといえば、

  • 圧倒的に「安い」労働市場が<すぐ目の前>にある

から、だよねw 日本の人口減少とか言っているけど、なぜそのことに多くの人が悩んでいないのかも、本質的にはこれだろうと思っているわけね。
日本では、あらゆる産業で、複数の企業が競争していて、どこにも「独占企業」というのがない。そういった複数の企業が互いに

  • 値下げ競争

をやっているから、絶対に値段が上がらない。じゃあ、海外ではなぜそうならないのかだけど、見ていると、多くの分野で

  • 独占企業

がすべてを独占しているんだよね。国内に競争相手がいなくなるから、値段を下げる必要がなくなる。じゃあ、どうやってその企業は「市場独占」を実現したのかと細かく見ていくと、やっぱり、

  • 中国の安い市場

を使って、競争相手を倒産に追い込んでいっているのが見てとれる。
今日本は、コストプッシュ型インフレだけど、そうであるのにもかかわらず、海外と比べると、物価の上昇率はかなり低い。そう考えると、この日本の「デフレ」傾向というのは、そう簡単に終わらないんじゃないかと思えるわけである...。
今週のvideonews.comでデービッド・アトキンソンが言っていることもこれで、彼は、なんとしてでも日本の「中小企業」の

  • 滅亡

をたくらんでいる。そうすることで、数えるほどの「独占大企業」だけを残して、国内市場を独占させて、商品の価格の「高止まり」をたくらんでいるw
わかる? それに、宮台も神保も「おっしゃる通りです」とへいこらして、日本の消費税の大増税インボイスに賛成している。いやあ、おそらく、あと何年かで、ものすごい数の日本の中小企業が

  • 倒産

する。そして、それを「陰で」、

  • 望んでいた

ことを実際に、デービッド・アトキンソンや宮台や神保は、番組で発言している。ほんとうに、日本国内は「阿鼻叫喚」の断末魔にあふれるだろう。この三人によって、国内の「ほとんど」の中小企業は

  • 全滅

させられる。消費税という、赤字企業に莫大なお金を

  • 借金をしてでも

用意させる税制と、日本から免税事業者を撲滅することを目指して導入された(莫大な増税である)インボイスの二つを、この三人は

  • 日本の中小企業の殲滅の<手段>

として利用することを隠そうともしない。ほんとに、すごい数の日本の企業が、この三人の「野望」に沿う形で、消滅させられる。本気でこの三人は日本の大量の中小企業を「消滅させたい」わけだw これが奴らの「生き甲斐」なわけで、日本から1つでも中小企業がなくなれば、彼らの快楽が大きくなるw
まあ、これに抵抗するためには、次の選挙で本気で、自民党を消滅させることなのだが、どこまで岸田の支持率が低下するかにかかっているのかな(今でさえ、底辺にへばりついているように思えるが)...。