結局、デービッド・アトキンソンや宮台や神保が、なにを「たくらんでいる」のかは、彼らが何を言っていて、なにを言っていないのかによって分かると思っている。
神保は、消費税は「たいしたことがない」と言う。それは、実際にスーパーやコンビニで打っている商品の消費税分の金額を引いても、今の
- コストプッシュ型インフレ
分の値上げ分は、それだけでは「まかなえない」から。つまり、問題は日本人の日常生活が「海外からの輸入品」に依存しているから、と言う。
問題は日本が海外からの輸入品に依存していながら、ドル円は150円となって、「円安」だから、どんどん
- 赤字
が拡大することが問題だと言う。
神保と宮台は「反アベノミクス」で、日本の一連のデフレに対する金融政策に反対してきた。つまり、この二人は日本は「円高政策」をやるべきだ、と言っているわけだ。つまりは、民主党時代のような、1ドル80円の頃に戻るべきだ、と。
分かるだろうか? 神保と宮台は、日本は<普通の国>になるべき、という主張だ。日本の
- 強さ
とは「円高」だと考える神保と宮台は、日本の「製造業」は消滅すべきだ、という主張だ。彼らは、日本が「安い商品を海外に売る」という、
のビジネスモデルを許さない。日本がやるべきは、日本人が「大好き」な、ヨーロッパの「ブランド品」が象徴している
- ブランド
ビジネスしかありえない、と。日本は「付加価値」の高い商品を売らなければならない。なぜか?
宮台と神保は、
- 儲からない企業を日本から「滅ぼしたい」
という「革命」主義者なのだw 彼らは、日本から「儲からない」企業を全部、なんとしてでも倒産させたい。なぜこの二人がそう考えるかというと、
- そういった「儲からない」企業は、従業員に「最低賃金」を払えない
から。
宮台と神保にとって、日本に「株式会社」は、
- 数えるほどの数
だけ残ればいいと考えているw この二人にとって、それ以外の企業は「有害」なのだw
じゃあ、宮台と神保は
- どんな方法
で日本企業を「倒産」させようとしているのか? それが
- 消費税
であるw 消費税はよく知られているように、「赤字企業」も払わなければならない。つまり、赤字企業に
- 借金
をさせる。しかし、日本の中小企業はそもそも「保証人」に、自分の家族や親友になってもらっている。中小企業に消費税が払えなくて、借金をさせるということは
- 中小企業の経営者に<自殺をさせる>
ということを意味する。神保と宮台は、日本の中小企業の経営者を自殺させたいのだw
例えば、宮台と神保はトヨタがEV事業で世界展開の市場拡大に苦労していることをもって、
- 日本が海外に売れる商品がなくなる
と「脅迫」する。興味深いことは、彼らが「本当にEVを買うことが、消費者にとってよいのか」に関心がないことだw 今、EVが売れている市場は、中国とヨーロッパだがどちらも、
- 国による補助金
によって、単価を安くすることによって無理矢理売っている。今の品質で、その商品を買った消費者が「買ってよかった」と思うかどうかに彼らは関心がない。市場のパイをもっていなければ、
- 技術
の発展が遅れて、半導体がそうだったように、将来に向けての競争に負けてしまう。
中国やヨーロッパがやっていることは、「補助金」によって無理矢理、国内EV製造会社に大量の製品を作らせて、「補助金」によって、国民にそれらが一見「安い」と見させて、国内企業の「技術力」を上げて、それを将来の
- 輸出
の拡大につなげよう、という意図だったわけだ。しかし、それらの商品を買った国民にとって、その品質は満足できるものだったのだろうか?
神保と宮台がトヨタを軽蔑する理由は、トヨタが
- GAFA
ではないからだw つまり、トヨタの
- 反ブランド主義
を神保と宮台は我慢がならないのだw トヨタはEVが「安全じゃない」という理由で、一貫してその戦略に慎重だ。つまり、今の品質は
- 大衆向けじゃない
から、これを「大衆車」として売ることは、「嘘」だからやりたくない、と言ってきた。これに、神保と宮台は
- 騙せ
と。彼らは、「文系」の得意技である、口先で世界中の人を「騙す」ことが日本人は足りないから駄目だ、と言う。彼らの言う「ブランド品」とは、ほんとはそれだけの価値がないものを「嘘」をついて、世界中の人を「騙し」て買わせる
- テクニック
を磨け、と言っているわけだ。
神保と宮台にとって、日本に昔からある企業は「滅ぼすべき悪」だ。なぜなら、アメリカの大企業はみんな、GAFAのような新興企業だからだ。そのことは、日本は
- 滅ぼすべき「ゾンビ企業」が退場せずに生き残っている
ということを意味し、これらの企業を彼らは「本気」で、滅ぼそうと「たくらんで」いる。
しかし、そのことが意味していることは、
- 日本から企業が「なくなる」
ということを意味する。神保と宮台がやりたいのは、「日本中のすべての企業を倒産させて、100パーセントの失業率にさせたい」というわけだ。なぜなら、
- 日本には「GAFA」がないのだから、日本のすべての企業は「ゾンビ企業」
だからだw ということは、田舎で小さくやっているような、少人数で「食いぶち」を稼いでいるような、定年間近で、あと数年は働けるかなと働くことを「生きがい」にしている人たちを、
- 根こそぎ
全員を失業に追い込んで、全員を海外企業の「GAFA」に
- 奴隷
として売りたい。彼等二人にとって、日本人が「働きたい」と思うことが許せないのだw 神保と宮台にとって、日本人は
- 愚民
だ。彼らは、日本がアップルでない。アップルのアイフォンやアイパッドやアイマックが作れないことが許せない。日本がイーロンマスクじゃないことが許せない。
しかし、である。
宮台は「近いうちに、1ドル170円になるだろう。そうなったら、日本はどうなってしまうのか」と
- 脅した
わけだが、実際には今、146円くらいに、下がっている。それは、アメリカが「利下げ」をするという「予定」が発表されたからだった。
まず、今の「コストプッシュ型インフレ」の理由は、ウクライナやイスラエルでの紛争のために、石油や天然ガス市場が暴騰していることと、同様にウクライナやロシア産の農産物が暴騰した。
これはある意味で、神保や宮台が「日本人は馬鹿」だと罵倒するのに
- 都合がよかった
わけだw 石油価格や海外の農産物が値上がりすることは、世界情勢が不安定になっていることを意味する。つまり、これはアメリカとロシアが「戦争」をしていることと同値だ。しかし、アメリカの民主党のバイデンがロシアを「悪」として、敵視することによって国内の求心力を上げるために利用してきたことと同値だ。次の選挙で、トランプが大統領になれば、一瞬でウクライナは停戦して、アメリカとロシアの関係が改善されることは自明だw
しかしそうすると、神保と宮台が主張する「反アベノミクス」にとって都合がわるくなるw
神保と宮台の主張は、1ドル80円に戻して、
- 海外の人を「ブランド」という「嘘」で<だまして>
海外の人に、日本にお金を「貢がせる」システムを作ることだ。ヨーロッパのバッグなどのブランド品や、アップルのアイフォンのような、
- 他と変わらない品質なのに、<嘘>で高いお金を出して、海外の人を<だまして>買わせるテクニック
によって、日本が外貨を稼ぐべきだ、というわけだ。そのために、神保と宮台は、
- 文系
こそが、心理学と社会学こそが、全ての企業にとって「必須」な「テクニック」だ、とのたまうw 彼らにとって、
- 嘘
こそが、日本にとって「必須」の「技術」だとしている。他人を騙せる「タフ」な精神こそが、日本人に求められる「強さ」だと考えるw
しかし、ね。なんで日本が、WW2以降、世界に認められてきたって、そういった「嘘」を言わなかったからでしょ。日本企業が「正直」だったからでしょ。トヨタにしたって、駄目な商品を「品質が良い」と言って売らなかったから、信頼されたんでしょ。神保と宮台のような
- 嘘つき
こそが、日本を滅ぼすんだ...。