吉本興業が謝罪

吉本興業が謝罪をしましたね。

23日にガバナンス委員会が開催されたとし「所属タレントが提訴した訴訟の経過も注視しつつ、事実確認をしっかり行った上で、何らかの形で会社としての説明責任を果たす必要がある」「当初の『当該事実は一切なく』との会社コメントが世間の誤解を招き、何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う。時間がない中での対応とはいえ、今後慎重に対応すべきである」などの厳しい指摘を受けたといい、「今後、タレントのみならず、全てのグループ会社を含めた当社社員に対しても、改めて個人の尊厳に対する意識を高め、日常におけるハラスメントを防止するための教育・研修を実施していく必要があるとの意見を承りました」とした。
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以前の闇営業問題をきっかけとして、去年から吉本は、ガバナンス委員会という、第三者委員会を作っていたわけね。そして、その会合で、このブログでも書いていたような「コンプラ」案件を、次々と指摘された、と。そりゃそうだ。だって、どこの会社であっても

  • テンプレ

があるんだからw そりゃ、芸人が所属していようがなにしようが、株式会社としてやっている限り、「同じことをやれ」と言われるわな。

「今般、私的行為とはいえ、当社所属タレントらがかかわったとされる会合に参加された複数の女性が精神的苦痛を被っていたとされる旨の記事に接し、当社としては、真摯に対応すべき問題であると認識しております」とした。
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とりあえず、「会社としては女衒・上納システムに関与していない」ということを断っているわけねw その上で、所属タレントが参加した会合に参加した複数の女性が精神的苦痛を訴えている(という記事が出た)ことに対して、真摯に対応する、と。

もとより、当社におきましては、様々な差別・ハラスメントは重大な人権侵害であり、到底許されるものではないとの認識に基づき、吉本興業グループ行動憲章の中で『人権の尊重』『法令等の遵守』を掲げ、社員及び所属タレントに対して同憲章の周知徹底を図ってきているところです。今後、当社といたしましては、引き続き、コンプライアンスアドバイザーの指導等を受けながら事実確認を進め、その中でコンプライアンスの指導・教育を行っていくとともに、ガバナンス委員会からのご意見等を踏まえ、個人の尊厳・人権の尊重という基本的な理念について改めて教育の場を設け、ハラスメント等に対する意識を高める研修を実施してまいりたいと考えております。こうした取組みを継続することで、ファンの皆様及び関係先各位からの信頼を取り戻してまいりたいと存じますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます
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つまり、

  • 社内関係者からの聞き取りによって、事実関係の調査を行い、しかるべきタイミングで説明責任をはたす。
  • 社内関係者のコンプラ研修を行って、社会からの信頼を取り戻していきたい。

だと。「真摯」に受け止めると言っているんだから、書いてないとしても、事実関係の社内調査の内容次第では、「被害」女性への賠償などにも発展するんでしょうね...。