バーレーン戦

アジア杯は決勝トーナメントに入って、日本代表はバーレーンと戦った。結果は、3−1の勝利。この結果をどう考えるのかだが。
まず、前の試合から一週間くらい空いたことで、選手の疲れをとれたことは間違いない。
その上で、先発メンバーはほとんど、インドネシア戦と同じだった。おそらく、森保はこれ以降のアジア杯は、ずっとこのメンバーを先発にしてくると思われる。つまり、大事なのは、守備のバランスであり

  • 信頼

だ。この点において、予選の最初の二試合の先発メンバーの守備陣は完全に、森保の信頼を失っている。彼らは相当のことがないかぎり、危なくて使えない。
その中で、なぜGKの鈴木を使い続けているのかだが、今回の大会で呼んでいるGKが他にいないからだ。一人は怪我で出場できないし、もう一人は鈴木以上に実績がない。
つまり、今大会は、森保が意地でも

  • ベテラン

を呼ばないポリシーで選考をやったために、信頼できる選手がいないのだw まあ、ベテランであれば、日本代表への招集はW杯の一年前でも「間に合う」という考えがあるようで、そのために、鈴木以外に使える選手がいない。そういう意味では、森保は最初からアジア杯の勝利を目指していない。
ちなみに日本の闘いは、インドネシア戦と同様にバランスがよかった。前半は一点だったが、外からの毎熊のシュートがゴールポストにあたって、それを堂安がつめて押し込んだ。いずれにしろ、毎熊のような、遠くから打つシュートが意外性として、得点にまでつながっている。いずれにしろ、これによって、日本が先制できたことで、試合運びが楽になった。
日本が勝ち越しているために、相手は攻めざるをえなくなる。そうやって、相手が前目になると、後に広大なスペースができて、日本はどんどん、カウンターができる、足の早い前線の選手を投入していく。このカウンターは点が決まらなくても、相手に脅威となるため、必然的に後に重心が残るようになる。
バーレーンは、後半に長身のFWを入れて、パワープレーを行ったが、森保はこの対策をやってきた。つまり、相手が長身FWを入れてきたら、森保は、町田を入れて、

  • 3バック

にしてきた。点差が2点あったので、全体として、日本は余裕のある試合のしめ方ができた。バーレーンも試合を通して、あまり、プレスをかけてこなかったので、日本はかなり、後でのボール回しがやりやすかった。
日本は後半に、三苫が今大会、初出場したが、彼は点をとらなくても、あのプレーをするだけで、十分に意味がある。相手が怖くて、前に出れなくなる。おそらく、日本は同様の試合をこれ以降も行うだろう...。