松本人志側の訴状内容

松本人志が文春を訴えた、訴状内容が少しずつでてきている。明日、文春のデジタル版で、訴状内容が公開されることがすでに文春側によって予告されている。

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まあ、予想されていたわけだが、そもそもこの訴状では、松本は「性行為」を行ったことを認めている。行った上で、その行為は「性加害」ではない、と訴えている。つまり、

  • (あたかも)無理矢理

に性行為を行ったかのように文春には書かれたことによって、名誉を毀損されたことが問題だ。だから、文春は謝罪文を書け、という内容らしい。
しかし、以前からこのブログでも言及しているように、松本がスポンサーに嫌われてテレビに出られなくなったのは、スポンサー側の

の基準から、自社の宣伝的な役割としてふさわしくないと判断されたからでしょう。その場合、その判断基準は、その性行為が

  • あたかも「無理矢理」であるかのように文春に書かれた

からじゃない。この被害を訴えている女性たちが、実際にその「性行為」をやることになった経緯そのものが、「コンプラから見て、妥当な行為じゃない」と判断されたからでしょう。
いずれにしろ、明日、文春側の反論が出るわけだから、その内容の精査を改めて行うことになるでしょう...。

追記:
文春の記事を見たが、松本側は文春の記事の一見、松本が女性を物理的に強制したように読める文章の個所を拾って、そこをもって慰謝料を請求する、となっているね。つまり、そこだけ争うと言っている。
対して、松本側はある個所は間違っているとは言っても、どこまでが正しいのかについて訴状にまったく書いていない。こういう訴状は異例なんだそうだ。
松本は女性とセックスをしていないのに文春にそう書かれたから争うと言っていない。あくまで、そのストーリーの物理的な暴力をあたかも自分が振るったかのように読める部分が許せないと言っていて、セックスをやってないのにやったと言われたから困っているとは言っていない。つまり、こっちは訴えない。
よって、そこは裁判で話題にしないということなのだろうが、しかし、松本側が問題だと言っている個所は女性が松本とセックスを行った文脈にある説明なんだよね。文春の記述を訴えているけどそれはあくまでも、客観的な証拠もなしに書かれたことの不当性を言っていて、事実がどうだったのかを主張していない。
あと大きな違和感は、5億円は精神的苦痛の慰謝料とある。仕事を休んだ補填が含まれているならまだしも、慰謝料だけの値段としては完全に相場を無視している。