人々はなぜ吉本が「ヤクザ」だということを忘れるのか?

安倍元首相が殺害された映像は、テレビでも何度も何度も放映され、大変にショッキングに受けとられた。しかし、そもそも安倍がそれまでに行ってきた、さまざまなことは、もともと、かなり危なっかしい橋を渡ってきたんじゃないか、ということはよく言われていた。彼は、それなりに「うらまれ」て、ある日、突然殺されても「おかしくない」人生を送っていたことは確かであった。
そもそも安倍晋三は、政治家になって若い頃から、

  • ヤクザとの関係

が、たびたび、報道されてきた人間であった。まあ、彼のおじいちゃんである岸信介がかなり深く、ヤクザ社会を利用していた政治家であったことは自明であり、そんなに簡単に、こういう関係を断ち切ることは難しいのだろう、というのは明らかなわけだ。
言うまでもないが、統一教会などの日本の新興宗教が、驚くほどに、「ヤクザ」と似た構造となっているのは知られている。信者は、ヤクザの親分に「忖度」して、鉄砲玉として突撃する下っ端と、まったく同じ行動を行う。この一点において、ヤクザも新興宗教も変わらない。
安倍晋三の政治手法は、日本中に存在する、

  • 安倍の一挙手一投足を注意深く観察している

鉄砲玉たちが、その「合図」と思われる指令を受けると、自分の命を投げうって、「テロ」を始める。それが、自民党のネットサポーターズクラブであったし、その実質的な実働部隊であった、統一教会の信者だった。彼らは必死になって、報道から流れてくる自民党の情報を見て、そこに「安倍からの命令」が隠れていないかを探している。そして、ついにそれと思われる「命令」を見つけるやいなや、自ら進んで、その命令に従って、テロを始める。彼らは指示待ち状態なのであって、常に、この命令を待っているのだ。
安倍晋三とは「ヤクザ」だった。完全に、ヤクザそのものだった。そうであるがゆえに、その「終焉」は、多くのヤクザのボスが辿る道と同じものだった。
ひるがって、ここで「吉本興業」を考えてみよう。彼らは今では当り前のようにテレビタレントとして、テレビに出演しているが、そもそもの戦後からの経緯を見てみれば、完全に

  • ヤクザ

だ。吉本興業をヤクザじゃないと言うことに意味がない。なぜなら、過去の経緯を見てみれば、実際に

  • 長い間

ヤクザとの関わりがあったし、さまざまな形で、助け、助けられの関係で、ズブズブに深く繋がってきたからだ。
そして、この問題を改めて、世間の人々に知らしめたのが、数年前に起きた

  • 闇営業問題

だった。この事件の内容は驚くべきものだったわけだが、そもそも、吉本興業という会社と、そこに所属している吉本芸人との「契約」内容の、あまりにもの

な内容は、当時、人々を驚かせた。こんな契約を許していた会社のタレントを私たちは、テレビの画面から見て、楽しんでいたのかと考えさせられる、ショッキングなものだった。
しかし、である。
ここで、いったん一休みして、この「構造」を考えてみてほしいわけである。この闇営業問題以降、吉本興業は世の中の大企業並みのコンプライアンスをやったのかもしれない。しかし、

は、そもそもこの闇営業以前からの古株だ。彼は、そういったものが「自明」だった時代から、吉本の出世競争を勝ち上がってきた。つまり、

  • どっぷりと、吉本の「ヤクザ」性を利用して出世してきた

側の人間なのだ。
今回の裁判の経緯を見てもらえば、そもそも、松本側が何を狙っているのかが分かるだろう。松本は、

  • ヤクザ

だ。彼は自分が「ピンチ」になったら、なりふりかまっていられずに、過去から蓄積されてきた、彼の処世術である

  • ヤクザを利用して

自分の「ピンチ」を回避する手段を、

  • 闇の組織を使ってでも

実現してくるだろう。なぜなら、松本自身がヤクザと同型だからだ。松本側が狙っているのは、

  • 文春報道で匿名になっているA子とB子の「プライバシー」を世間に丸裸にして、彼女たちの自分と戦うという意欲を失わさせる

という「ヤクザ」がよくやる手法だ。
松本は、一般庶民が考えられないような、莫大なお金をもっている。松本は何十人もの探偵を雇えるし、もちろん、ヤクザを雇うことも可能なくらいに、莫大な資産をもっている。松本は、A子とB子の弱味を握って、さまざまに「脅迫」していく。彼には、莫大なお金がある。いくらだって、それを使って、この世の中を変えて、自分の意のままにすることができる。
松本は「権力者」なのだ。忘れている人がいるが、松本は今だに、大阪万博のアンバサダーだw 今だに松本は解雇されていない。吉村知事が、松本は「休んで」いるだけだ、として、絶対に止めさせない。これを恐しいと思わない人はいないだろう。
松本側はA子とB子が「文春にたれこんだ内容は嘘でした」と撤回するまで、彼女たちをヤクザを使って、

  • 脅迫

し続ける。それは、ヤクザに借金をした人が、その取り立てに、夜も寝させてくれないのと同じ「暴力」を受ける。
その証拠が、今回の裁判での人定要求だ。当り前だが、松本側が相手の女性の個人情報を知らないわけがない。そもそも、アテンド芸人に聞けば分かるし、松本にはいくらでもお金があるんだから、いくらでて調べられる。じゃあなんで、そんな要求をしたのかは、これが

  • ヤクザの脅迫の手口

だからだ。こうやって相手女性を「脅迫」して、松本と戦う気力を失わさせる。
裁判は勝つことが目的じゃない。相手の女性を、徹底的に「ボロボロにする」ことが目的だ。相手の女性の人格がボロボロになるまで、徹底して、壊し、その人間性を傷つける。そうすることによって、二度と自分にはむかってくる人が現れないようにする。
おそらく、松本と吉本は今、松本のテレビ出演を嫌がっている、大企業に対しても、同様の「恫喝」行為を、

  • ヤクザ

を使って始める。松本の「闘争心」とは、彼の本質とは、こういった「吉本のヤクザ性」にこそあるのだ...。