この世界は正義と悪が対立している...なわけない

アサクリシャドウズの問題で、日本側からの指摘に対して最初、UBIは

  • こういった批判をしてくる日本人は、「差別主義者」だ

と公式でも発言をして、これらの指摘に一切、耳を傾けていなかった。ところが、株主総会でアサクリシャドウズは「大絶賛されている」と嘘を言っていたら、株価が急暴落して、急いで彼らは、自分が「差別主義者」だと、ののしっていた日本人に向かって謝罪文を発表するところまで追い込まれたわけだが、この謝罪文の内容が、なんにも謝ってなくて、逆に日本人はあれをやるな、これをやるなと説教ばっかりが書いてあった内容だったわけで、日本人からは、やれやれとあきれられている状況だ。
この現象ってなんなのかな、と思っていたら、これとまったく同じようなムーブをかましている姿が、パリオリンピックの開会式で再現された。この醜いパフォーマンスに対して、世界中から批判がよせられたら IOCは、この開会式を批判している全ての人間は「差別主義者」だ、と罵倒を始めたわけだw ところが、そうしている間にも、キリスト教関係の団体が、この開会式はキリスト教を冒涜していると批判を始めて、スポンサーや広告を撤退すると言い始めたら

  • もしも傷ついている人がいるなら、謝罪する

という、どっかの官僚が言いそうな「テンプレ」構文で、謝罪のふりを始めたってわけw
結局、これってなんなの? なにが起きているの? といった点について、この問題をずっと追っている以下の方の動画が、一つのヒントになるんじゃないか。

www.youtube.com

つまりこうだ。ACLU(アメリカ自由人権協会)が過去に行った進化論裁判の経緯はこうだ。ACLUは、アメリカにある進化論教育を禁止する法律を裁判にもっていくために、アメリカの公立の学校に向かって、進化論を教えることによって、逮捕される人を「募集」したわけw そうしたら、そういう学校が実際に現れて、進化論を教えていたら、本当に逮捕された。つまり、裁判にもちこむことによって、その裁判の過程を通して、自分たちの主張を、そこで訴えることが可能になった(当然、裁判だから人々の注目を集められる)というわけだ。
そしてこれとまったく同じ構造において、その当事者であるACLUによって起きた事件が、ジョニー・デップ裁判だ。

ドーティによれば、意見記事の売り込み先の候補には、「New York Times」、「Teen Vogue」、「USA Today」も挙げられていたという。「Washington Post」で行こうと決めると、ACLUのスタッフは、「アンバー・ハードが書いた記事にご興味はありませんか?結婚している時、彼女がジョニー・デップから暴力を受けたことは覚えていらっしゃいますよね?」と編集者にメールを送った。
それはたしかに編集者の興味を惹き、「Washington Post」は記事の掲載に了承した。だが、彼らは、記事を書いたのが本当にハードなのかと尋ねることはしなかったようだ。聞いたところでACLUから本当の答が返ってきたかどうかはわからないが、そのおかげで、著名人を装ってゴーストライターが自分たちのメッセージを伝えるために書いた、いわば広報記事が、格式高い一流紙の意見記事欄に掲載されることになってしまったのである。普通ならばありえないことだ。
news.yahoo.co.jp

分かるだろうか? ACLUは、「アンバー・ハードが書いた」と言って、なんとワシントンポストに自分たちが「言いたいこと」を書いた文章を、掲載させることに成功したのだw この記事の内容が、アンバー・ハードのような素朴な女性が書いたとは、とうてい思えない内容だったわけで、ようするに嘘をついて、あたかも彼女がそう言ったかのように見せかけて、

というわけだw もちろん、正面から自分たちの主張そのままを、ワシントンポストに載せようとしたら、ただの言論団体のイデオロギー文を載せさせるなんて、不可能に決まっているわけだ。
なあ。これのどこが<正義>なんだ? 今、欧米では、これと同様の「戦争」がずっと続いている。

しかしどちらにせよ、染色体のことだけで男だ女だと決めつけ、2種類に分類するのは、人間の、生物の多様性=ダイバーシティを認めない、標準から外れる人を差別することにつながるということを、若者層はよく知っている。そもそも他人のジェンダー問題を当事者抜きに議論したり中傷すべきではないことも。
toyokeizai.net

パリオリンピックの女子ボクシングで、アルジェリア代表のケリフが優勝したわけだが、彼女は性分化疾患と言われている。しかしその症例は400種類にもおよび、その中の一つとしてXY染色体のケースがある、とされている。子どもの頃から女性として育てられて、パスポートも女性で、大人になってから調べたら、そういった疾患であることが分かった。じゃあ、彼女はスポーツ大会の女子の部門に出場することを辞退するべきなのか? このケースが示しているのは、そもそもこういったスポーツを

  • 競争

の道具にしているところに、最初から、うさんくささがあるわけだろ。なんで勝った負けたをこんなに一喜一憂してんだ。だったら、金輪際、ボクシングの試合を見るのをやめればいい。つまりはその程度の倫理のもの、だということだ。まず、スポーツを「勝負」を目的にしていると言っている時点で、こういった「中間的な存在」が、ルールの隙をついて現れることは避けられない。それでもスポーツで、なにかを「競う」ことに意味があると思うなら、例えば、水泳において自由形というものがあるように、すべてのルールを止めろ。ルールがある限り、そこには必ず、「中間的存在」による、領域の侵犯が始まる。
早い話が、ケリフは自分にそういった疾患があることが分かった段階で、競技者生命をあきらめればよかった。しかし、彼女はそれをやらなかった。というのは、今、世界中を見渡しても、大量のトランスジェンダーが、女性のカテゴリーの競技に出場して、世界記録をぬりかえている、という状況が起きているからだ。他にいるなら、ケリフもあえて、自分から辞める理由はない、ってわけだ。
じゃあなぜこんなことになっているのか? それは、そもそも「差別裁判ビジネスはお金になる」からだw

ケリフは、同大会で金メダルを獲得した後、ネット上に流れた誤った情報に基づき、自身の性別について発言したとして、映画「ハリー・ポッター」シリーズの原作者ローリングやイーロン・マスクを含む著名人を告訴した。
nordot.app

重要なポイントは、ケリフが訴えているのは、世界中のほとんどの人であり、最悪の汚い言葉で罵倒していた人じゃない、ということだ。そうじゃなく、軽率にもこの話題にふれてしまった

  • お金持ち

が狙われている。ACLUがそうであるように、彼らは「活動家」としても「目的」が別にあり、その目的をかなえていく過程における「手段」として、お金持ちのお金を「差別」と訴えることによって、大金をせしめようとしている。お金を得るためには、貧乏人を訴えても意味がない。なぜなら、どんなに悲惨な罪だとしても、弁償を払えない奴に勝っても、なにも自分には入らないから。
つまり、「有名人」を裁判の場につれだして、そういった世間が注目する場で、自分たちの「宣伝」を大マスコミに宣伝させることによって、自分たちの主張をさらに世界に拡散する。彼らには、そもそもの最初から別の「目的」があるのだ...。