2008-04-13から1日間の記事一覧

大西巨人『神聖喜劇』

なんとも言えない、不思議な作品。私は、大学時代に、第三巻まで読んだ記憶がある。今、NHK教育で、特集をやっていますけどね。 彼は、その当時には、すでに多くの戦争文学があったが、それらは、本当の戦争が書かれていない。それは、自分が書くのだ、と…

照井一成「計算と論理」

ここでは、カリー=ハワード同型対応についての説明がある。 証明とプログラミングは、一般には、違うものであると考えられているが、非常に単純な同型性が見られるというのだ。 詳しいことは、自分ももうちょっと機会があれば、勉強してみてから、書きたい…

山下範久『世界システム論で読む日本』

世界システム論とは、ウォーラーステインの提唱する理論で、まあ、それを使って、日本が、なぜ近代化を実現できたのかの分析を行うというのが、大きな主題のようだ。 世界=帝国から、世界=経済にかわる、まあ、昔の世界が帝国で分割されていた時代において…