B・ファリントン『ギリシア人の科学』

古代ギリシア哲学は、始め聞くと、ばかばかしく思える。世界は、水からできている、とか、火からだ、とか。しかし、それらについて、この本では、それらの認識が、当時の彼らの、最先端の科学、青銅や鉄の製品の製造などにからんでいて、ある程度、実感をもって主張されていたのだ、といったことが強調される。

ギリシヤ人の科学 上―その現代への意義 (1) (岩波新書 青版 199)

ギリシヤ人の科学 上―その現代への意義 (1) (岩波新書 青版 199)

ギリシヤ人の科学 下―その現代への意義 (岩波新書 青版 212)

ギリシヤ人の科学 下―その現代への意義 (岩波新書 青版 212)