2007-12-16から1日間の記事一覧

河宇鳳「朝鮮実学と日本古学の比較研究試論」

朝鮮というと、朱子学と科挙と両班の国というイメージがある。また、夫馬進「朝鮮通信使による日本古学の認識」(『思想 2006年01月号』*1)にもあるように、朝鮮の儒者にとって、朱子学に反する学問を推奨することなど、どう考えてもありえないでしょう。し…

姜在彦『朝鮮通信使がみた日本』

この本では、江戸時代の、朝鮮通信使を一つ一つ説明してある。その中に、慶暹の『海槎録』にある、姜ハンにふれた部分がある。 日本人の言によると、姜ハンは俘虜になって5年間、形体をくずさず、衣冠を変えず、静かな一室にこもって、ひたすら書を読み字を…

姜ハン『看羊録』

豊臣秀吉が、朝鮮侵略をしたとき、捕虜として捕えられ、日本に連れてこられた、儒者の、その時の記したもの。その頃の日本人、また、その頃の日本を朝鮮がどういった知識があったか、こういったことがよく分かる。なによりも、姜ハンが、日本の侵略に対して…

socket社bluetooth CFカード

zaurus 側の、bluetoothは、これを使っている。ちょっと高いけど、なんといっても、このでっぱりがないのは、すばらしい。あと、家でのブロードバンド環境でも、PC(Windows XP)の bluetoothでもこれを使ってる(BlueSoleil)。WLAN は、電波が強くて、よく…

フランツ・カフカ『アメリカ』

カフカといえば、『城』であるが、この作品も、かなり前であるが、おもしろく読んだ。 失業していたか、という質問にたいして、カールは、あっさり一言のもとに、「そうです」と答えただけだ。「最後に君が勤めていたのは、どこでしたか」すると、紳士はそう…

エリック・ホッファー『構想された真実』

彼を知らない人が、ほとんどであろう。故人であるが、アメリカの伝説的な人です。私にとって、仕事を始めて何年かたった頃、彼の作品を読んだりなどして、大変、影響されてきたと思う。彼も、ドストエフスキー『罪と罰』への影響を語っているところがありま…

柄谷行人「左翼的なるもの」

書籍紹介のリストがありますので、載せておきます。一応、そろえましたが、かなり読んでいない。 入門・世界システム分析作者: イマニュエルウォーラーステイン,Immanuel Wallerstein,山下範久出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2006/10/01メディア: 単行本…

方向

こんな感じで、最初は、昔、読んだものなども含めてなんらかの印象的なものを、書いていく予定。