2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

HDC-U500

外付けのハードディスク。昨日、アキバのTUKUMO電気で、買った。一番安かったので。テラはやめといた。それより、ラオックスCONPUTER館が、(9 月にはすでに)閉店していたのに驚いた。I-O DATA USB 2.0/1.1対応 外付型ハードディスク 500GB HDC-U500出版社/…

長野まゆみ『テレヴィジョン・シティ』

長野まゆみさんの作品は、強烈な意味やメッセージを感じさせないもので、だけど、ある印象を残していく作品を書きますね。私はそれほど影響されていないんですが、この作品だけは特別ですね。もし彼女の作品を最初に読まれるなら、これを読んでみられてはど…

西尾維新『不気味で素朴な囲われた世界』

まあまあ、おもしろかったが、準主役が、話の中盤で死ぬのは、その死に方を含めて、『DEATH NOTE』に似てるように思った。不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,TAGRO出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/10メディア: 新書購入: 5…

大場つぐみ/小畑健『DEATH NOTE』

なかなか、おもしろかった。現代の、ドストエフスキー『罪と罰』なんでしょう。むしろ、これは、ミステリーというカテゴリーに入るだろう。L が、ライトの部屋を怪しんで、隠しカメラを置いたとき、テレビを死角に置いて、勉強をしているようにみせかけて、…

加地伸行『儒教とは何か』

日本の葬式において、日本人は、遺体に頭を下げる。しかしこれは、仏教の考えではない。仏教では、仏陀なり、神にこそ、礼拝する。遺体にぬかづくのは、儒教の伝統なのだそうだ。この本では、一方で、儒教の宗教的な面が、実際の庶民の生活においては、大き…

小島毅『靖国史観』

明治の、「国体」の語源が、幕末の水戸学派、会沢正志斎の『新論』とされるのは、有名であるが、問題は、正志斎が何を言わんとしていたか、である。 正志斎はまず古代の朝廷の記録、何々天皇がだれそれを派遣して軍事作戦を行ったという記述の列挙から始める…

森三樹三郎『中国思想史』

中国思想を、各時代で区分して、儒教、道教、仏教、それぞれ、区別しないで記述してあるのが特徴だ(ちなみに、キリスト教は?)。日本において、なぜ武士という戦闘集団が、政治をになってきたなかについて、日本における、国や戦闘が、中国と比べると、大…

串田久治『儒教の知恵』

漢籍に興味をもたれる方には、最初に読む本として勧めていいと思う。漢籍に出てくるさまざまな人間の行動を、いろいろな側面から書いている。まず、礼(守るべきとされていた自然法)であり、四角四面のルールで息がつまるイメージがあるが、実際の運用はた…

武光誠『大和朝廷と天皇家』

あまり、ちゃんと読んでいない。ただ、以下の指摘が気になった。 4、5世紀の人名は、ほとんどつたわっていない。それは、おもに日本での歴史を記録しようとする試みが7世紀はじめにならないとみられないことによる。しかし、そのことを除いて考えても、4…

渡辺浩『近世日本社会と宋学』

本編では、江戸初期の、日本社会での、朱子学の受容がどういうものであったのかが書かれる。いろいろな角度から、いろいろ書かれてあっておもしろいが、決定的なのが、姓(うじ)、「イエ(家)」、ですね。日本では、同姓でない養子が、圧倒的に多く、普通…

中森明夫『アイドルにっぽん』

実は、この本は、読んでいない。ただ、videonews.comで、対談をしていて、その中で、彼が、最近の日本のドラマで、やっと、15% くらい行っているのが、学校を舞台にしたものであることの原因を考えていて、結局、 日本人の共通の体験と言えるものは、「学校…

チャットモンチー『生命力』

徳島の三人娘だそうだ。こうやって、詩を作って、メロディにのせてって、『詩経』を歌う『論語』の孔子の世界から、なんにも変わってないように思うんですけどね。 写真の中の2人の目が/とても強いから/私がここにいる意味/わかった気がしたのだよ(「親…

『墨子』

まだ、読んでいる途中。53編の内の16編を収録。儒教では、「正統と異端」で、他の諸子百家を、異端として無視するが、内容は、儒家を補うものなのでしょう。白川静『孔子伝』、では、墨家は、家内制手工業の労働階級の、プロレタリアートを代表する階級を反…

はじめに

とりあえず、ブログを作った。主に、本を読んだ感想を書く予定。amazon アフェリエイトを使えたら使う予定。

『荘子』

まだ、読んでいる途中だけど、以下に引用したところなどから、まず、プライバシーということを考えた。 君は、あのカマキリというものを知っているかね。車が通りかかると、そのヒジを怒らせて、その車輪めがけて立ち向かおうとする。(中略)君はまた、あの…