2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

柄谷行人『闘争のエチカ』

蓮見重彦との対談。バブルの頃の、でしょうか。 たとえばスケープゴート理論とか第三項排除ということで共同体のメカニズムが説明されますね。この理論は、人間が共同体としてあるかぎり古来やってきたし、いまも見えないけれども同じことをやっているのだと…

杉山茂樹『4-2-3-1』

あまりこういう本を読んだことなったが、おもしろかった。サッカーの本であるが、どの選手がどんなスーパープレーをしたかが書いてある本ではない。監督が選択する、フォーメーションの話しか書いていない。サッカーにおいては、選手をどのようなポジション…

保坂正康「引き裂かれる平成皇室」

この対談を読んで、ずいぶん考えさせられるものがある。おそらく、雅子様は、うつ病なのであろう。もしそうなら、このまま、天皇妃となることはできるのであろうか。 しかし、それ以上に、このことが、なにを象徴しているのか。 やはり、思ったのだが、天皇…

大谷栄一『近代日本の日蓮主義運動』

田中智学といっても、ほとんどの人が知らないであろう。戦中において、政教一致の日蓮主義を主導した人であるが、その著作で、戦後、ポピュラーに読まれているものといっても、ディープな信者集団内くらいで、多くの人の目にふれない状態でしょう。 吉田司『…

ジョセフ・ナイ『ソフト・パワー』

ようするに、軍事力などの、「ハード・パワー」と比較して、ソフト・パワーの影響は大きいよ、というだけの本。大事な視点でしょうけど、あんまりおもしろくない本だ。だって、それだけが言いたいのなら、今までの多くの文筆活動は、ソフト・パワーそのもの…

広末離婚

だそうだ。円高の問題とか、いろいろありそうなのに、このニュース。 広末涼子は、ちょうど、ネット上に、大量の画像が流れた走りのアイドルだったように思います。その後は、女子アナがそうだけど、著作権だかを怖がってなのか、あまり、画像が上がっている…

滝沢正之「霊魂論と現代哲学」

私は、日本の「自称哲学者」の、文筆家の中で、生理的に受け付けない人が、何人かいる。 竹田青嗣、永井均、中島義道、池田晶子、鷲田清一。 結局、なんでそうまで、生理的に嫌悪を感じるのか、と思うのだが 、まあ、とにかく言わせてもらえば、彼らの書くも…

やっと

とりあえず、 零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/07メディア: 新書購入: 7人 クリック: 207回この商品を含むブログ (170件) を見る を読んだ。読む作業なんて、一瞬で終わっちゃいますね。この後…

とうとう

今日、会社の帰りに、本屋に寄ったら売ってたので、買ったよ。 西尾維新『零崎曲識の人間人間』。 ファウストなんて雑誌、一度も読んだことないので、最初から読み始めたところ。 そういえば、その本屋で、ちょっとおもしろい場面を見た。あきらかに、小学生…

はてな

はてなは、いろいろ見ると、大変、いろいろな分野のリテラシーのある人が書いていたりして、インスパイアされるものが多いですね。興味があったらいろいろ見てみるのだが。

罵詈雑言

私はどう考えても品がいいとは言えないので、こういう罵詈雑言が似合う。どうも、きれいごとを並べる生き方は自分には似合わない。どうぞ、半ベソかいて、「絶対許さないリスト」にでも加えておいてくれ。

後藤和智「さらば宮台真司」

著者は、宮台真司の議論、特にその、若者論、いわゆる、なんの根拠も示さず主張される、若者の「脱社会化」という、彼のプロパガンダを、批判する。最近、右傾化したという人がいるが、そういったことは、昔からの、この延長上のことでしかないと。 私も、比…

斉藤貴男「権力の手先になった産経新聞」

それにしても、産経新聞なんてのを、毎日、読んでいる読者なんているんでしょうか。ナベツネの読売新聞なら、まあ、飛ばし記事も早いという話だし、しょうがないかな、とは思うけど、産経になると、「ナンデ?」。コマーシャルで、フジの女子アナが、買って…

「NHKスペシャル・激流中国」

中国の田舎の農村の、女子高校生の謝さんを、追っていく内容。 中国の農村は、貧しい。大学に行きたいが、行くための、学費がない。行くためには、弟に、もっと、稼ぎのいい仕事をしてもらわなければならないが、それは絶望的だ。その前に借金がある。弟は、…

「青空の下の初体験」

早坂絵麻という、かなり昔のAV女優の主演のアダルトビデオ。ストーリーは、えんえんとセックスしている、どうでもいい内容。最後の、日差しのある、ゴルフ場のような芝生の上で、セックスしてる場面が印象的。

東国原のウルトラ化

さて、東国原の、最近の、道路特定財源廃止反対、 あれは、なんなのだろうか。民主党より、国土交通省官僚の方が信用できる、だと。政治家と、官僚の関係を、なんだと考えているのか。 そういえば、ちょっと前には、徴兵制義務化の必要性を、とくとくと言っ…

保守ウツ

今月号の雑誌「諸君」 諸君 ! 2008年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/03/01メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る で、安倍元首相は、総理辞任の時、鬱病だったのではないか、という記事が載っている。ここのところ、西村元…

「クィール」

ある、普通の家に生まれた子犬が、介助犬として育てられ、活躍し、役目を終え、亡くなるまでを描いた映画。 この映画を見ていて、たんに感心したことが、介助犬が、どういう存在であるのかが分かったことだ。訓練の場面もあり、一目瞭然なのだ。クイール [DV…

柄谷行人「E・ホッファーについて」

エリック・ホッファーについては、最近も、立花隆が紹介したりして、...、といっても、ほとんどの人が知らないだろうな。 エリック・ホッファーは、1902年ニューヨークにドイツ系移民の子として生まれた。よく知られているのは、彼が7歳のとき失明し、…

柄谷行人「宗教と宗教批判」

雑誌「批評空間」での対談。『世界共和国へ』において、 世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/04/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 76回この商品を含むブログ (142件) を見る 柄…

チャットモンチー「ひとりだけ」

チャットモンチーも、どれか一曲だけ、選ぼうとなったら、これかな、と。 あなたがほっぺをつねってくれるなら この夜空に全部打ち上げてしまおうかな 夕日色のギターを何度もかき鳴らして なくならないこの思いをかき消した 耳鳴りアーティスト: チャットモ…

HICKSVILLE「真夏のサン・ホセ」

HICKSVILLE というバンドがあって、ヴォーカルの女性の歌声が、よかったんだけど。一曲選べば、これ、ということで。サンセット・ブルヴァードアーティスト: HICKSVILLE,中森泰弘,木暮晋也,真城めぐみ出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ発売日: …

小池喜明『葉隠』

「葉隠」というと、「武士道とは死ぬことと見つけたり」が有名であり、かつ、それしか知られていない(ちょっと、知識のある人は、三島由紀夫が絶賛していた、くらいだろう)。 しかし、この本では、「葉隠」というのは、今までの、そういう、武士道の教科書…

小幡績『ネット株の心理学』

この本において、著者は、一般の庶民が、株をやるなら、デイトレ、ネット株が、いいんだ、と主張する。一般的には、危険だから、証券会社のパックのやつを買えみたいなのが大勢だが。 例えば、勝間和代『お金は銀行に預けるな』 お金は銀行に預けるな 金融リ…