2022-01-01から1年間の記事一覧

生物<個体>説

生物が「個体」ではないのか、という仮説について、詳しくない人も多いかもしれない。これについて、詳しく説明した本として、エオリオット・ソーバーの『進化論の射程』というものがある。ただし、ここでこの本の著者が発見した仮説だ、と言っているわけで…

反<才能>論

「才能」という言葉が、日本の「教育」の文脈でどのように使い始められたのかについては、本田由紀という社会学者が本で書いているし、このブログでも、とりあげたことがある。そこで彼女が主張していたことは、この言葉が「うさんくさい」ということだ。 と…

「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」

この謎のタイトルの二つのアニメの映画は、早川文庫の、いわゆる、SFだ。つまり、本格SFというジャンルの作品で、ひとまず、これはSFなんだ、と思って見なければいけない。 もともと原作も、この名前の二つの本になっていて、しかも、「同時発売」され…

昔からロシアの天然ガスを盗み続けてきたウクライナ

今回のウクライナ戦争は、日本の大手マスコミを見ていても、さっぱり分からない、大本営発表が行われているわけで、この状況に誰も戦いを挑まないことは、なんなのかな、と思うわけだが、奇妙なことに、ここで急に「統一教会」問題が登場して、こちらについ…

ラブライブスーパースターが人を不快にさせる理由

次の日曜で2期の最終回となるアニメ「ラブライブスパースター」は、実は、1期の頃から、かなり批判があった。そして、そういった批判については、なんらかの形で、例えば、2期以降で補足があり、名誉回復的に描かれていくんじゃないか、という期待があっ…

可処分時間

以下の動画は、サッカー人気の「低下」を「問題」だと言っている。 そのネタ元はサッカー協会の偉い人が、「若者がサッカーを見なくなった」「若者の4割しかサッカーに興味がない」「試合時間の短縮の検討」といったことを言っている、と。 m.youtube.com …

スパスタ最終回の予想(その3)

いやあ。同じネタで、三日続けて書くことになると思わなかった。 今回のアニメ「ラブライブスーパースター」の最終回が、どのように終わるのかについて、ずっと予想をしてきたわけだが、ここで、そもそも今までの(アニメシリーズの)ラブライブは ファンの…

バイデンという「テロリスト」

日本の親欧米知識人は、今回のウクライナ戦争で、 ロシア=悪 ウクライナ=善 アメリカ=善 で一色になっている。しかし、さ。アメリカが、ずっと、何を言っているかっていうと、すげーよ。ずっと、 ノルドストリーム破壊 を主張している、っていうのを、ま…

スパスタ最終回の予想(その2)

第11話の放送から、一日が経過して、少し冷静になったところで、もう一度、最終回の予想をしておこう。 まず、多くの人が指摘しているように、最終回のタイトルが「自分を叶える物語」となったことで、第3期が行われる可能性は限りなく少なくなった。 つ…

スパスタ最終回の予想

いやあ。アニメ「ラブライブスーパースター」第二期の第11話は、あまりの急展開で、視聴者の感想も、てんで、バラバラ。本気で、分かんないっていう感じなんですかね。 いずれにしろ、一つだけはっきりしていることは、あと次の一話で最終回となること。こ…

円安ドル高について

ここ何日か、144円台でへばりついているドル円チャートだが、前回、145円を超えたら、日銀が介入して、140円台まで戻されたので、コンピュータもその値を忖度(AI学習)しているのかもしれないw しかし、いずれにしろ、これからも円安が進むこと…

エクアドル戦

サッカー日本代表のエクアドル戦は、引き分けではあったが、試合の運び方としては、完全にエクアドルのペースで、ほとんど、日本のいい所はなかった。 これについては、以下の動画が詳しく解説しているが、 m.youtube.com 今回の遠征で、日本が成功したのは…

ウィーン・マルガレーテとは何者か?

前回、アニメ「ラブライブスーパースター」の分析を行ったのだが、そこでは、二期から急に登場したウィーン・マルガレーテが「本当の歌」について語り、「ラブライブ批判」を行ったことを、虹のランジュの、スクスタ登場時の「いきさつ」と平行する形で(つ…

オリンピックという「犯罪者製造工場」

昨日、安倍の国葬が行われたわけだが、驚くべきことに、まったく、その裏では、 オリンピック事件 の捜査が、まったく止むことなく進んでいる。 あーあ。高橋と関連して、一体、どれくらい多くのオリンピックに関わった人たちが、 犯罪者 となるんだろうね。…

リコリコ最終回の謎

テレビアニメ「リコリスリコイル」の最終回は、実際に見ると、よく分からない演出がされていて、多くの考察がされている。その最大の問題は、 よしさんは死んだのか? 千束の新しい人工心臓は、よしさんの体内にあったのか? プレゼントのケースにずっとあっ…

問題解決型としてのラブライブスーパースター

テレビアニメ「ラブライブスーパースター」第10話が放送され、謎の少女、ウィーン・マルガレーテについて、かなり分かってきた、と言えるのだと思っている。 今回のスーパースターを特徴づけるのは問題解決型のストーリー展開となっていることだろう。そし…

リコリコ最終回

とうとう、アニメ「リコリスリコイル」の最終回が放映され、作品は完結した。そういう意味で、最終回は、これといって特に、新しい謎が解明されるようなこともなく、たんたんと終わった印象だ。 ようするに、最終回で描かれたのは、 千束(ちさと) について…

長谷部ジャパンの初陣w

昨日の日本代表のアメリカとの練習試合は、まあ、試合全体として危なげない形で勝利できたということでは、いい試合だったのだろう。 日本はE1を除けば、前回の試合で負けていたので、433から4231に変えてきた。これに対して、想定が狂ったのか、ア…

スクフェスについて

そういえば、私もこのブログのどこかで、ラブライバー宣言をしてたなあ、と最近、「ラブライバー」という名称が、どっかの誰かによって商標登録されようとしている、みたいなニュースを見て思ったわけだがw ただ、そうは言っても別に、ラブライブが登場した…

日本の天然ガス

ウクライナ戦争をきっかけに、主に、アングロサクソンを中心に行われた、ロシアへの経済制裁は、その中でも特に、問題となっているのが、ドイツの、この冬のエネルギー、つまり、ノルドストリームによる、ロシアからドイツに運ばれるはずだった、天然ガスが…

アメリカの「絶対正義マン」

それにしても、アメリカのインフレがすごい。というか、アメリカがこれに対して、まったく、なんの対応もできていない、というのをどう考えればいいのか。 これに対応して、日本も韓国もどんどんと円安、ウォン安が進んでいるが、日本がどんなにこの動きに介…

東京オリンピックと安倍元総理

今、東京オリンピックの関係者が次々と逮捕されている。しかもこれについて、以下の文春の記事では、高橋は「安倍が絶対に逮捕させない」と言っていたから、危ない橋を渡った、みたいな文脈の記事になっている。 bunshun.jp (安倍が逮捕させない、と言った…

八目迷『夏へのトンネル、さよならの出口』

ほとんどなんの情報ももたないで、映画館で、アニメ「夏へのトンネル、さよならの出口」を見たわけだが、これも、そこまで深く考えたわけでもなく、そのまま、2日くらいかけて、原作のラノベを読んだ。その間には、いろいろ情報をしいれていたので、映画と…

国葬vs国葬「偽」

イギリスのエリザベス女王が亡くなって、世界は喪に服している。それに伴って、天皇が国葬に参列する旨が表明された。 おそらく、この国葬には、岸田首相を始めとして、世界中の国賓が参列するだろう。 対して、安倍首相の「国葬」はどうだろう? すでに、ほ…

白井仁人『量子力学の諸解釈 パラドックスをいかにして解消するか』

量子力学の話は、もはや語り尽された印象がある。つまり、量子力学を「哲学」として考える分については、だが。 いわゆる、「観測問題」と呼ばれる、「形而上学」についてだが、まず、これがどういったところからもたらされた問題なのか、を整理していこう。…

『観光客の哲学』と「統一教会」

東浩紀先生の『観光客の哲学』は、おそらく、これを「なにも知らない」で読んだ多くの人は、なにか 気持ちの悪い ものを読まされている、という感覚に襲われて、ある一定の「吐き気」に襲われたんじゃないだろうか。 その理由は、ひとえに彼の「文体」にある…

ウクライナとは何者か?

今回のウクライナ戦争で、ロシアはアメリカを中心とした世界秩序にとっての「敵」となり、経済制裁を始めとして、さまざまなロシアに対する 制裁 がアメリカを中心として行われることになった。 このことは、今の状況を逆から見たとき、ウクライナが「善」に…

リコリコと「統一協会」

アニメ「リコリス・リコイル」については、少し前に書いたわけだが、第9話で、ミカが「リコリスは18歳ぐらいまで」と言っていたことが、話題になっている。 これを普通に考えると、 ほとんどのリコリスは、18歳くらいまでに死ぬ というふうに聞こえるわ…

「テクノロジーの進歩」と電気

現代のコンピュータの心臓が「半導体」であることは言うまでもない。この半導体は、少し前までは、日本が世界のトップだった。これが終わったのが、いつからだったのか、ということで言えば、パーソナル・コンピュータ向けの半導体で、韓国のサムソンなどが…

リコリコ第9話

アニメ「リコリス・リコイル」は、巷では、大ヒットをしていて、注目が集まっている、とされている。それは、海外でも同じで、この注目が、ずっと継続している、という側面は注目に値する。 しかし、思うのは、ここでの「人気」は、いわゆる「一般の人たち」…